- こうりょう
- I
こうりょう【亢竜】〔「こうりゅう」とも〕天高く昇りつめた竜。~悔(ク)いあり〔易経(乾卦)〕栄華をきわめすぎた者は必ず衰えることがあるということ。IIこうりょう【光量】一定時間内の光束の総量。
「~計」
→ 光束IIIこうりょう【公領】(1)一〇世紀以降中世にかけて国司の支配管轄する土地。 私領としての荘園に対していう。(2)幕府・大名などの支配する土地の呼び名。IVこうりょう【劫量】「劫臈(コウロウ)」に同じ。V「~を経る」
こうりょう【口糧】(1)軍隊で, 兵士一人前の糧食。(2)生活のかて。VI「~を得る」
こうりょう【好良】「良好(リヨウコウ)」に同じ。VII「~の成績を以て及第しなければ/思出の記(蘆花)」
こうりょう【工料】「工賃」に同じ。VIIIこうりょう【広量・宏量】(1)心が大きく, 細かいことにこだわらないこと。 度量の広いこと。 また, そのさま。⇔ 狭量「~な性質」(2)「荒涼(コウリヨウ){※二※(1)}」に同じ。「(狐ノ使イトハ)~の御使かな/今昔26」
(3)「荒涼(コウリヨウ){※二※(2)}」に同じ。IX「知らざらん男の呼ばはんをば, ~して行くまじきなりけり/今昔27」
こうりょう【広陵】奈良県北西部, 北葛城郡の町。 奈良盆地中西部に位置する。 野菜栽培の他, 靴下製造が盛ん。Xこうりょう【後梁】中国, 五代の一。 唐の節度使朱全忠が唐を滅ぼして建てた中原の王朝(907-923)。 二代で李存勗(リソンキヨク)に滅ぼされた。 ごりょう。XIこうりょう【後涼】中国, 五胡十六国の一。 前秦の将軍, 氐(テイ)族の呂光が姑臧(コゾウ)(甘粛)に建てた王朝(386-403)。 北涼・南涼に分離し, のち後秦に降った。 ごりょう。XIIこうりょう【校了】校正が完了し, 印刷しても差し支えない状態になること。XIIIこうりょう【校量】⇒ きょうりょう(校量)XIVこうりょう【江陵】中国, 湖北省中南部, 長江北岸の都市。 春秋時代, 楚の都郢(エイ)が北郊に営まれた。 荊州(ケイシユウ)どんすの産地。 チアンリン。 旧称, 荊州。XVこうりょう【皇陵】天皇の墳墓。 みささぎ。XVIこうりょう【稿料】原稿料。XVIIこうりょう【綱領】(1)物事の基本的なところ。 要点。(2)政党・労働組合などの団体がその基本的立場・理念・活動方針・政策など要約した文書。XVIIIこうりょう【考量】あれこれ考え合わせて判断すること。XIX「あらゆる要素を~する」
こうりょう【荒寥】「荒涼{※一※}」に同じ。XX「~たる原野」
こうりょう【荒涼】※一※ (ト|タル)風景などが荒れ果てて寂しいさま。 また, 精神がすさんでいるさま。 荒寥。「~とした枯れ野原」「~たる寂寞感」「~たるその景色/或る女(武郎)」
※二※ (名・形動ナリ)(1)大ざっぱで, いいかげんな・こと(さま)。 漠然。 広量。「~に物をば難ずまじきことなり/無名抄」
(2)軽はずみなこと。 うっかりすること。 広量。「~して心知らざらむ人の前に夢がたりな/大鏡(師輔)」
(3)「広量{(1)}」に同じ。「其の~にては一定(ジヨウ)天下の主と成り給ひなん/盛衰記 19」
(4)大きな口をきくこと。 尊大なこと。 また, そのさま。 広量。XXI「大名・小名みな, ~の申しやうかな, とささやきあへり/平家 9」
こうりょう【虹梁】主として社寺建築で用いられるやや弓形に反った梁(ハリ)。XXIIこうりょう【蛟竜】〔「こうりゅう」とも〕(1)中国の想像上の動物。 まだ竜にならない, 蛟(ミズチ)。 水中にひそみ, 雲や雨にあって天上にのぼって竜になるとされる。(2)時運に恵まれず, 志を得ない英雄や豪傑。~雲雨(ウンウ)を得(ウ)〔呉書(周瑜伝)〕英雄豪傑が時運を得てその才能を大いに発揮する。XXIIIこうりょう【衡量】重さや量をはかること。XXIVこうりょう【鉱量】鉱物資源の埋蔵量。XXV「推定~」
こうりょう【香料】(1)芳香を発散する物質の総称。 薫香料・香辛料・化粧料に大別される。 古くから東西交易の主要品であった。 天然香料と合成香料がある。(2)「香典(コウデン)」に同じ。XXVIこうりょう【高粱】⇒ コーリャンXXVIIこうりょう【黄粱】植物オオアワの漢名。~一炊(イツスイ)の夢「邯鄲(カンタン)の夢(ユメ)」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.